光って何?
太陽の光も、夜の街を照らす街灯も、私たちの目に入って明るさを感知させる光です。このような目に見える光を「可視光線」と呼んでいます。
一方、人間の目には感知できない光も多く存在します。紫外線、赤外線などもそうした「感知できない光」の仲間です。
可視光線は、波長380〜780nm(ナノメートル;10-9メートル)の範囲の光で、光の色でいえば、青紫〜赤までの範囲の電磁波の事です。通常、太陽光などの私たちの周りににある光は無色の光として見えますが、プリズムなどを通して波長ごとに光を分けてみると、色々な光が重なって見えることがわかります。
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太陽光をプリズムに通すと、7色に分かれます。 |
分光分布って何?
分光分布 |
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光源の光の中に重なり合っている青紫〜赤までの波長の光がどういう割合で含まれているかを表したもの 白い光は、様々な色の光が混ざり合ってできている。 |
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とある蛍光灯ランプの「分光分布」測定結果 |
色温度ってなに?
光源の光色には、青白いもの、赤みのあるものなど様々なものがあります。この光の色を物理的に表したものが 「色温度」といいます。
物体(黒体)は温度を上げていくと、光の色が赤→黄色→白→青白と次第に変化していきます。この温度(絶対温度;K(ケルビン))と色の変化には関係があります。その関係を利用して温度で光の色を表したものが「色温度」です。
「色温度」で表すことの利点は、1つの数字で光の色を、人の感覚に結び付けて表わすことができるようになることです。
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色温度 |
人間の感覚 |
色温度が高い |
青白い光 |
色温度が低い |
赤っぽい光 |
色温度の単位は、「絶対温度」を表わす「K」(ケルビン)で表している |
※絶対温度(K)=摂氏温度(℃)+273℃ |
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